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FXの売買はシンプルで、買ったら売る、売ったら買い戻すの往復の取引が必ず必要になります。スキャルピングでもない限り、ポジションをキープする必要があり、他人が保有しているポジションをチェックできることをご存じですか?
- 市場参加者がどれだけポジションを持っているのか?
- ポジションが偏ることで、次にどちらに動くか予想することができる
- マーケット参加者の心理状況を数値で確認することができる
株取引をしているトレーダーは板情報を利用しています。板情報とは参加者のポジションの偏りをチェックできる機能です。
FXでは板情報とは呼ばずに、売買比率やポジション情報と呼んでいます。
売買は必ず注文と決済の2回行われるので、買い注文が溜まれば売りに流れますし、売り注文がたまっていれば必ず買い注文が入ります。
この原則を利用して、売買の偏りを利用してトレードしたり、決済のタイミングを計ったりします。
DMMによるとユーロドルの売買比率は65%が買いポジションですが、損切りで一気に下げるかな?
— チワシーむぎ (@chihuashih_mugi) November 3, 2016
株取引と違い、為替取引は相対取引のため、ポジション情報は取引に有効ではないと言われてきました。
実際に売買比率を利用して相場を追ってみました。どのような結果になるのか?FXトレードに有効なのか確認していきましょう。
IMM通貨先物市場のポジション
以前は売買比率を公開しているFX会社はなく、IMMポジションをチェックするのが主流でした。
IMMポジションとは、シカゴのマーカンタイル取引所が投機的なポジションの報告を義務づけており、毎週火曜日に集計した結果を金曜日に発表している数値です。
⇒外為どっとコムのマーケット情報ならダウンロードして見られます。
IMMポジションは有名な指標ですが、火曜日のポジションというのが微妙です。IMMポジションは、シカゴ筋ポジションとも呼ばれています。
私は軽く見るくらいで「参考程度」にしか考えていません。
しかも、確認できる頃には過去のポジションなので、すでに決済されていることも多々あります。そのため、IMMポジションだけを参考にしたトレードはリスキーです。
売買比率・ポジション情報を公開しているFX会社一覧
数年前から、一部のFX会社では自社のポジション情報を開示する会社が多くなってきました。
他のトレーダーがどのようなポジションを保有しているのか?をチェックして取引することは有効なのか検証していきます。
売買比率|マネーパートナーズ
マネーパートナーズは口座開設をしなくても、売買比率を確認できます。公開されているのは前日の未決済ポジションの集計です。
(上記リンクから売買比率にジャンプできます。)クロス円(円を含む通貨ペア)以外にドルストレートも含まれていますので、ベテラントレーダーも参考になる数値です。マネーパートナーズの売買比率は、くりっく365と同じようなポジション比率になっていることが多いです。
マネパのポジション状況を確認するときの注意点は、マネパで売買されているポジション情報しか見れないということです。
売買比率|SBIFXトレード
デイトレード口座が多いSBI FXトレードの売買比率も口座開設不要でチェックできます。短期売買が多いためデイトレーダーに参考になるデータです。
マネーパートナーズと同様に前日分の未決済ポジションの集計をしています。
※データ更新は遅めです。
前日分のポジションなので、レンジ相場では使える情報ですが、トレンドが発生したときや乱高下のときにSBIのポジション比率を参考にすると混乱する可能性もあるので注意です。
口座開設でポジション情報が確認できるFX会社
サービス内容はFX会社によって異なります。口座開設をしないとポジション情報が確認できないFX会社もあります。
外為どっとコムのポジション比率
外為どっとコムのポジション情報を確認するには、口座開設が必要です。
有益な情報が多いFX会社なので情報収集のために口座を持っておいて損はないですね。
ポジション情報は、マーケット情報⇒ツール⇒ポジション比率情報から進みます。ポジション情報のほかに、外為情報(現在のポジション情報と、ストップ注文の位置がわかる)ので重宝します。
外為どっとコムのポジション情報は先日分の売買分、現在のポジション情報も1時間おきに更新されます。ポジション情報を元にした為替情報も出てきます。質の高い情報が多いのでおすすめですよ
売買比率は外為オンラインのディールスコープが有名!
【引用:外為オンライン公式HP】
外為オンラインユーザーの売買比率をデータ化してインジケーターにしたのがディールスコープです。
外為オンラインユーザーのポジション情報なので、国内全体のポジションではありませんが、会員数45万人を誇る大手FX会社なので、ポジションの方向性には一定の信頼性があります。
FX会社 | 口座数 |
---|---|
くりっく365 | 65万口座 |
DMMFX | 50万口座 |
外為オンライン | 45万口座 |
GMOクリック証券 | 31万口座 |
マネーパートナーズ | 29万口座 |
SBIFXトレード | 10万口座 |
※2017年5月時点で発表されている口座数
外為オンラインのディールスコープの見方は簡単です。売買情報からポジションの傾きを読み取るだけ。
テクニカル分析と併せて利用することで、シグナルの信用度が高まります。おすすめしたいインジケーターです。
ディールスコールを利用するには、外為オンラインの口座開設とjavaでチャートを見る環境が必要です。
売買比率|外為ジャパン
外為ジャパンはスプレッドが狭くデイトレーダーが多いため、短期売買トレーダー向けの情報が充実しています。
外為ジャパンの売買比率を確認したい場合口座開設が必要です。ログインをすると右下に売買比率が表示されます。現時点のポジション情報になるので、買いが優勢なのか、売りなのか?リアルタイムに確認できます。
リアルタイムにポジション情報が確認できます。ログインすればすぐに見える部分に売買比率が出ていますし、使いやすいです。
おすすめな利用方法は、売買比率だけでなく、ストップ注文(決済や損切りがたまっているところ)がどこにあるか注目するのも気を配りたい点です。この2点に注目すると、相場がどちらに進みたがっているのか、一定の法則が見えてくるはずです。
外為ジャパンで取り扱っているポジションの全ての比率が確認できます。
売買比率|みんなのFX
みんなのFXも同様に口座開設をすると売買情報がリアルタイムに確認できます。
みんなのFXは比較的、初心者が少なく中級者以上のデイトレーダーが多いイメージですね。
一番左にあるのが、みんなのFXで取引をしている人の売買比率です。全体のポジションがどちらに傾いているのかわかりますよね。
私が2か月追った感じでは、豪ドルは常に買いポジションが80%前後で推移します。スワップ運用のロングポジションが多いことがわかります。
こちらもリアルタイムのポジションなので短期トレーダーには参考になる情報ですね。
売買比率まとめ|FX会社ごとにポジション情報の集計が違うので注意
実際に2カ月間、ポジション情報を集計しながら為替の動きをチェックしてみました。
ポジション情報は価格が動いた時点で変動するので、テクニカル分析のように利用するのは難しいです。
FX会社が自社の売買比率を公表していても得をするのはモデル系ファンドだけではないかと私は思っています。
国内のFX会社のクロス円のポジションがロングに偏っていれば、数億円前後の資金にレバレッジをかけて売りを仕掛ければストップ狩りが容易です。
このように考えと個人投資家が損失を出さないためにもポジション情報の開示はやめて欲しいと思っています。
スワップ運用者も多いと思うし。
また、為替相場は相対取引のため正確な売買比率をチェックすることはできません。売買比率は参考程度に考えてチャートで戦略を立てる方が建設的な考え方だと思っています。
私は普段、売買比率は全く気にしません。
簡単にテクニカル分析をしたいなら無料ツールを使え!
ぱっと見テクニカルはFXプライムbyGMOのオリジナルツールで、口座開設すれば利用できる相場予想ツールです。
現在のチャートの形から、過去のチャートの形を探し出し一致率の高いチャートが表示されます。一致率の高いものほど、同じ動きをする可能性が高いので、テクニカル分析が苦手な方も簡単に利用できると好評のツールです。
チャートから相場を読み解くことが得意な方は不要なツールですが、複数のテクニカル分析を自動で解析して将来の動きを予想してくれます。
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これからFXを始める方も、中級者の方も復習ながらにチャート分析ができるツールです。
私は各社の売買比率をチェックして売買方針を決めるよりもぱっと見テクニカルを利用した方が生産性は高いと感じています!
上が現在のチャートで、下のチャートは一致率95%の過去のチャートを現したものです。
予想は緩やかな上昇を示唆しています。ほぼ横ばいになりそうなことがチャートからわかりますが、類似しているチャートと同じような動きになるのでしょうか?
過去のチャートより一致率の高いものが自動で抽出されます。
予想は横ばいからやや上昇をを指しています。見た目もわかりやすく、投資初心者にも使いやすいツールになっています。
このように使えるツールが無料で利用できますので、ポジション情報だけでなく、テクニカル分析や、便利ツールも駆使して、納得した上で取引できるようになります。
同じようなツールがひまわり証券から、さきどりテクニカルというツールが出ています。
どちらでも使いやすいもの1つあれば良いと思います。取引の幅も広がるので、トレードツールは1つは持っていた方が良いでしょう。
テクニカル分析も進化を続けていて、最近では自動でテクニカル分析をしてくれる無料ツールも人気です。
昔のトレーダーは手動でテクニカル分析をしていましたが、今はテクニカル分析はツールにやってもらうものという考え方が主流になっています。
【参考:FXエントリータイミングが簡単に一目でわかる!おすすめ無料ツール】
また、レンジ相場など、比較的こまかく利確しやすい取引方法などはこちらの記事が参考になります。
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【参考:FXレンジ相場|以外とカンタンな攻略法と対処法のまとめ】
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