借金でFXをやってみた！一番ダメなFXの始め方です！ダメ！絶対！

機関投資家はそもそも他人のお金ですが・・・

投資に借金が良いのか？悪いのか？という話をするならナンセンスです。良い例が銀行や機関投資家です。自分のお金ではなく集めたお金で運用しています。銀行は、預かったお金を人に貸して利益を出している訳ですから、借金投資の王様です。

また、投資信託やファンドは、集めた人のお金でFX取引をしていて言わば借金です。確定した約束はできないものの、今までのリターンを示して『今年もこれくらいのリターンを狙います』と運用した金額からから手数料を徴収することがビジネスです。

ただし、個人と法人では全く取引のやり方が違いますし①借金で運用していることを出資者が合意している②失敗しても人生が変わるほどでもないというのが個人と法人との違いです。

機関投資家の借金は問題ない：個人的な感情で取引していない

機関投資家トレーダーは会社員です。自分のお金を増やすという感情で取引をしていませんし、機関投資家には運用時の内部ルールが必ずあります。

投資に入れているお金が人生をも変える資金だったら猶更です。『人間は今まで経験したこともない困難に立ちはだかると、パニックを起こして頭がフリーズしてしまう』こういう経験はありませんか？

FXトレードは経験値がモノを言う

損切りのルールにシビアなのが機関投資家

ファンドマネージャー（運用責任者）が口を揃えて言うセリフがあります。『利益を出せ！最悪稼げなくても、下手な負け方を何回もするな』だそうです。

そのため決められたルール、特に損切りは徹底するように教育します。何回も同じ失敗をすると上司に報告書を提出する必要があり、トレーダーは悪い評価を受けたくないので必死に勉強します。

機関投資家は稼ぐより、損をしないトレードを心がけることが重要だと気づくようです。

【出典：インベスターZ】

インベスターZで初期に出てくる言葉ですが、この1コマが投資家のあるべき姿を説明してくれています。人間はミスをするものですし、欲に生きている動物です。

お金への欲は人間を犯罪者にさせることもありますし、お金の奴隷になってしまうと人生を棒に振ってしまうこともあります。

相場は予想と反対に動くことも少なくありません。相場予想は5年や10年やると精度は上がりますが完璧になることはありません。ミスは必ず起こります。

問題は起こしたミスを処理できる能力です。お金を失いたくない！自分の予想が間違ってない！これから反転する！これらは本人の感情で相場が逆に動いている以上ミスをしているのです。

冷静なときなら自分のミスを認めて損切りをできますが、絶対に失ってはいけないお金を運用するだけで冷静ではなくなります。これが借金でFXをやってはいけない理由です。

FXの借金で地獄になる！？

基本的に国内のFX業者は強制ロスカット機能があるので預け入れた資金がマイナスになることは極めて稀です。

取引自体でマイナスになる可能性は低いものの、週末に証拠金維持率が低いままNYクローズして、週明けに窓を開けていた。

このような場合に証拠金維持率がマイナスになってしまう可能性があります。

トレーダー川瀬

FXでの借金は私の例で言えば、証拠金維持率が足りなくなって、カードローンで100万円を補填したものの、全部溶かしてしまった。
このようなケースがFXが借金になってしまうことが多いのではないでしょうか？

銀行カードローンで年率は12.0％でしたが、FX初心者が資産を12％増やすのは非常に難しかったです。私は最終的に強制ロスカットを食らって退場しました。

今思えば、含み損が大きくなった時点でなぜ損切りしなかったのか。そこが失敗のポイントでした。当時はサブプライムショック中でどんな好材料が出ても相場は反応しませんでしたが、悪材料には敏感に反応していました。

冷静だったなら、全てのポジションを決済してドテン売りをするのが正解でした。あの時の教訓は今も私のトレード手法に組み込まれています。

できることなら経験して学ぶより、人の話を聞いた時点で自分のことだと想像して取引するべきでした。このように考えられるようになったので、あのときの損失は決して無駄ではなかったと今だから言えます。

FXの借金が地獄にならないために！｜運用はプロに任せてしまう

私がFXで500万円の損失（うち100万円は借り入れ金）を出してから相場に戻ってくるまで数年かかりました。もう二度とFXはやらないと思いましたし、人生マジメに生きることが一番だと考えていました。

ポジションが決裁されるまでに時間がかかることも多くヤキモチすることもありますが、平均すると1カ月に5％前後のリターンでした。年間で計算すると資産が2倍になっていれば成功という感じです。

トレーダー川瀬

FXで借金をすると上手くいかないというテーマでしたが、私のリハビリ法はこのような感じでした。
今は月に会社員の給料くらい取れれば良いかな？という感じでリスクを抑えながら取引しています。

以下はFXの自動売買について説明した記事です。少しでも参考になれば幸いです。
【参考：【FX自動売買ランキング】自動売買比較！どんな設定なら儲かる？】

FX会社	スマホトレード	特徴
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FXの借金が地獄にならないために！知識がないまま裁量トレードをしない

FXはよくギャンブルだと言われます。私は意地を張って『FXはギャンブルではない！投資だ！』と言い張っていたこともありますが、やはり投機的な要素が強いのでギャンブルだと言われても間違っていないと考えるようになりました。

ただし、やり方やリスクを抑えることでFXは人生を豊かにしてくれますし、何と言っても楽しいです。

FXの取引のやり方や、ポジション量は人それぞれですが、一番重要なのは出口戦略です。『このトレードでいくら抜く予定なのか？失敗したらいくらまで許容できるのか？』を考えるようにしています。

アナリストが最もらしいことを言って、今日の予想はいくらとかとかやっていますが、私はそのような情報は見なくなりましたし、アナリストって取引していないことが多いんです。

仕事で相場の勉強をして解説をしている人の言葉には力がありませんし、アナリストの言う通りに取引して失敗しても彼らは当然責任を取ってくれません。

FXは知識が全てではありませんし、かと言って感覚だけのトレードしても、はじめは上手くいくかもしれませんがどこかで破綻するものです。

自分のミスはしっかりと認める。負けてもくよくよしない。くよくよしていたら気分が良くなるまでチャートすら見ない。

このような気の持ち方をするだけでも楽になってくるのではないでしょうか？

トレーダー川瀬

もう一度言いますが、お金で失敗することはあっても、お金で人生を棒に振ってしまうのはもったいないです。
FXは諦めずに続けていれば、どこかで勝てるようになってきます。