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近年、高金利通貨でのスワップトレードが注目されています。トルコリラ円、南アフリカランド円でのスワップトレードは、証券会社の宣伝もあり利用者が増えています。さて最近では、ここに割って入る通貨が出てきました。
その通貨はメキシコペソです。
証券会社でも徐々に、メキシコペソ円の取り扱いが始まっています。
メキシコは観光地があるものの、治安は世界レベルで見てもワースト5に入るほどヤバい国でもあります。メキシコは外貨を集めるため高金利になっている背景もありますが、投資家レベルで考えれば、『リターンを見込めるのであれば治安を考えない』このように考える人も多いことでしょう。
今回はメキシコペソのリスク、ロスカットされない鉄板のスワップ取引方法について考えていきます。
メキシコペソとは?
メキシコペソとは名前の通りメキシコの通貨です。日本でメキシコペソの取り扱いが始まったのは、2017年あたりからです。岡三オンラインが最初に取り扱いを始め、その後もトレイダーズ証券、マネーパートナーズなどが次々と参入してきました。おそらく今後も取扱業者が増えてくるかと思います。
メキシコは治安が悪いし、アメリカとの関係も悪いし大丈夫なの?
確かに、メキシコはアメリカと仲が悪く、ギャング絡みや大麻などの社会問題もあることは事実です。しかし、同じ高金利通貨のトルコは戦争状態といっても過言ではありません。それに比べればましです。
こちらは、くりっく365がメキシコペソを扱いはじめたときに書いた記事ですが、石川氏のメキシコの基礎知識を動画で視聴できます。併せて参考にしてみてください。
【参考:高金利通貨メキシコペソをFXで取引!くりっく365がおすすめ!】
政策金利が高金利になるには理由があります。景気が良くて景気を引き締める必要があるか、外貨を集めるためにやむを得ず金利を上げるどちらかがパターンとしては多いです。
まだまだ日本は0金利政策を続けますので、外貨を持っているだけでスワップポイントを稼ぐことは可能です。しかし、高金利通貨はリスクがあることを理解しておく必要はあります。
メキシコペソは高金利通貨
メキシコは世界でも高金利通貨の部類に入ります。トルコの17.75%には及びませんが、7.75%の金利です。この数字は、リーマンショック前のオーストラリアドルの水準に近いです。以下に最近数年のメキシコペソの表を載せておきます。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
2016年 | 3.25% | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 4.25% |
2017年 | 5.75% | 6.25% | 6.50% | 6.50% | 6.75% | 7.00% |
2018年 | 7.00% | 7.50% | 7.50% | 7.50% | 7.50% | 7.75% |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
2016年 | 4.25% | 4.25% | 4.75% | 4.75% | 5.25% | 5.75% |
2017年 | 7.00% | 7.00% | 7.00% | 7.00% | 7.00% | 7.25% |
2018年 | 7.75% | – | – | – | – | – |
【2018年8月現在】
メキシコってこの数年で2倍以上も金利が伸びているのね
さて、金利が高い国の通貨を取引するメリットの一つは、スワップポイントがたくさんもらえることです。メキシコペソは以下の会社で取り扱いがあります。各社のスワップポイントは以下の通りです。
FX会社 | メキシコぺソ 10万通貨スワップ | 10万通貨30日保有 | 10万通貨1年保有 |
---|---|---|---|
111円 | 3,330円 | 40,515円 | |
140円 | 4,200円 | 51,100円 | |
127円 | 3,810円 | 46,355円 | |
2023年5月4日確認 |
このようにメキシコペソはスワップポイントの高さが魅力なのです。さらに、現在は各社ともメキシコペソの宣伝に力を入れており、取引の際にかかるスプレッドの縮小やキャッシュバックを行うなどとてもお得です。
メキシコペソ円の取扱を始めたばかりの会社が多い今がチャンスかもしれないな
メキシコペソの相場は?
メキシコペソのここ数年の相場はどのような感じなのでしょうか?ここ数年のメキシコペソ円の月足の相場からみていきましょう。
メキシコペソは、20年以上前は15円と高い位置に価格がありましたが、その後下落し、リーマンショック直後には、通貨の価値が一気に半減しました。
しかし、ここ7、8年は価格が5,2円〜8.5円の間にレンジ相場となっており、比較的安定しています。もちろん、今後メキシコペソがなんらかの原因でさらに下落する可能性はありますが、すでに6円前後の価格なので、最悪でも6円しか下げることはありません。
つまり、メキシコペソ円のスワップトレードで確実に稼ぐ場合は、最悪0円に近い水準になっても持ちこたえられるような資金管理をすれば問題ないのです。逆にうまくいけば今後数年で10円台に乗る可能性の方が高いように思えます。
次にメキシコペソ円の今年に入ってからの日足相場を見てみます。
日足相場では、ところどころ長いヒゲがついていますが、レンジ相場になっており、結局下値は限定的のようです。過去の最安値を割らない限りは大丈夫でしょう。
新興国通貨の割には、値動きがそこまで荒くはないんだな。トルコリラ円よりも全然安全そう。
メキシコペソ円のスワップトレードで確実に稼ぐ方法
メキシコペソは新興国通貨にあたるので、世界の経済が悪くなれば、当然メキシコペソ円の価格も安くなります。ここでは、メキシコペソ円が0.1円になっても持ちこたえるためにはいくらぐらいの証拠金が必要なのか計算してみます。
ここでは1 日にもらえるスワップポイントが、一番高い証券会社の1つであるトレイダーズ証券でメキシコペソを10万通貨保有し続けたケースで考えてみます。
- まず、メキシコペソの必要証拠金は1万通貨あたり2400円とします。(価格が5円以上10円未満の場合)
- 10万通貨保有する場合の必要証拠金は24000円です。
- 現在の価格は6.1円とします。
- メキシコペソ円の価格が1円安くなれば10万円の含み損です。
- メキシコペソの価格が0.1円になった場合。
- 6円×10万通貨=60万円
- 必要証拠金を足すと62万4000円です。
- 10万通貨の取引をするなら、資金が70万円もあれば十分です。
- その間得られるスワップポイントは、54000円です。
今回のケースはかなり極端なケースですが、メキシコペソ円は他の高金利通貨と比べて、通貨の価格自体が安いので、より安全にスワップトレードで稼ぐことができそうです。メキシコが破綻しない限りは大丈夫ですね。
以前、スワップポイントで確実に安全に稼ぐためにはどうすれば良いのは必死に考えたことがありました。こちらの記事も併せて参考にしてください。
【参考:夢の金利生活!スワップポイントで月30万円稼げるのか徹底検証!】
メキシコペソの必要証拠金は証券会社によって違う
メキシコペソ円の必要証拠金は証券会社によって違います。
1万通貨あたりの必要証拠金 | |
FXプライムbyGMO | 2400円 |
マネーパートナーズ | 4000円 |
マネーパートナーズFX nano | 10000円 |
外為どっとコム | 3000円 |
ヒロセ通商 | 6000円 |
GMOクリック証券(クリック365) | 2400円 |
サクソバンク | 2400円 |
トレイダーズ証券 | 2400円 |
この表を見ると、FXプライムbyGMO、GMOクリック証券、サクソバンク証券、トレイダーズ証券が安いので、たくさん取引する方はこれらの業者で利用するのが良いです。
また、証拠金が少ない方が口座維持率が高くなります。中長期的に取引する場合も証拠金が少ない方が有利です。
メキシコペソの未来は明るいかもしれない
メキシコペソの未来はアメリカ次第といっても過言ではなく、油断はできません。しかし、同じ高金利通貨で中東に近いトルコに比べれば良いと思います。トルコリラ円は、現在も過去最安値を突破し続けていますが、メキシコペソ円は、まだまだレンジ相場の中です。
価格も安いので、必要証拠金も少ないため資金が少ない人でも稼ぐことが可能です。ひょっとしたら、これからはトルコリラ円や南アフリカランド円ではなく、メキシコペソ円の時代がくるかもしれません。
メキシコペソを買ってみた
とりあえず70万円入れて20枚メキシコペソを買ってみました。(鉄板方法ではなくて少しレバレッジかけた)現在のメキシコペソのスワップポイントで計算すると、20枚で1日のスワップポイントが300円付与される予定なので、1カ月で9000円、年間で10万円前後の収益を見込んでいます。
基本放置します。通貨価値が下がってきたら追証していきます。とりあえず飽きるまでキープしていく予定です。メキシコペソ/円の通貨価値が上がれば、スワップ金額も上がるので少し期待しています。
2.3カ月前にトルコリラでロスカットになってからスワップ取引はやめていましたが、メキシコペソは通貨価値が下がりきっている感じもあり、リスクは軽減できていると思ったのでこのまま様子見します。
不定期になると思いますが、口座維持率やスワップ益も公開していきます。
8/19メキシコペソの状況
メキシコペソ買ってみて1週目はこんな感じでした。購入価格6円。20万通貨。 pic.twitter.com/fAhuBByndF
— 川瀬@FXとか投資全般 (@SFxclub) August 19, 2018
一時プラスになることはあったものの、トルコリラが大暴れした影響で含み損を抱えています。『まぁ、こんなもんかな』という感じですかね。暇なときに管理画面は見ていますが、基本放置です。口座維持率は1430%あるので当面安心しています。
【参考:2018年8月6日からメキシコペソスワップ取引スタートしました】