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金融商品の中でもズバ抜けて取引手数料の安いFXですが、それでもスプレッドと呼ばれる手数料が存在します。このスプレッドですが、FX業者や時間帯などで若干変わったりします。
今回は、FX初心者講座!スプレッドについて詳しく紹介していきます。スプレッドは絶対に抑えておきたい部分です。
投資経験がない方にも分かりやすいように、専門用語はなるべく避けて解説しています。
FXって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
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FXのスプレッドとは?
スプレッドは売値と買値の差のことで、簡単に言うと取引を行う時の手数料のようなものです。
スプレッドは通貨ペアごとに違います。取引量の多い通貨ほど安い(狭い)傾向にあり、エマージング通貨(新興国通貨)ほど高く(広く)なります。
そして、スプレッドが反映される(支払う)タイミングは注文を入れた時点です。例えばドル円を買ったタイミング、売った(決済)タイミングでスプレッド分は自動で決済されます。
下記の表では米ドル円のスプレッドが表示されていますが、FX業者によっては3倍ほどスプレッドの開きがあることがわかります。
スプレッドは 狭ければ安い!広ければ高い!
スプレッドはFXの手数料のようなものなので、その幅が狭ければ安く済ませることができますし、広ければそれだけ高い手数料を支払わなければなりません。
では、スプレッドが0.2銭のA社とスプレッドが0.6銭のB社、スプレッドが1.0銭ではどれだけの差が出るのでしょうか?表を作成したので確認していきましょう。
スプレッド0.2銭を手数料に直すといくら?
FX業者 | 米ドル円スプレッド | 1万通貨・スプレッド(往復手数料) | 100万通貨・スプレッド(往復手数料) |
A社 | 0.2銭 | 20円(40円) | 2,000円(4,000円) |
B社 | 0.6銭 | 60円(120円) | 6,000円(12,000円) |
C社 | 1.0銭 | 100円(200円) | 10,000円(20,000円) |
FX業界でドル円原則0.2銭固定と言われれば馴染みのある言葉かもしれません。ドル円0.2銭と言われても現在の日本の通貨は銭は使われていないので、0.2銭と言われても手数料がどれくらいになるかイメージがわきません。
上記の表ではドル円スプレッドが0.2銭、0.6銭、1.0銭で、1万通貨、100万通過取引した場合の手数料を考えていきます。
FXは買ったら売る。売ったら買い戻すで1つの取引が終了します。そのため、スプレッドは往復でかかります。専門用語的には片道手数料、往復手数料と言うこともあります。
米ドル円0.2銭のスプレッドで1万通過取引した場合の往復手数料は40円。1.0銭の場合は200円です。
スプレッドだけでFX業者を判断すると狭いから良い業者、広いから良くない業者となってしまいますが、そうではありません。
FX業者ごとに得意分野が違うので、何を得意にしている業者か?という点にも触れていくことが重要です!
スプレッドが広い業者のメリットは?
スプレッドが広い会社は確かに1回あたりの手数料は高いですが、そのほかに充実している面があります。
- 自動売買など他社では使えないツールがある
- キャッシュバックキャンペーンやグルメギフトなどが豊富
- 約定力が高い!(注文を入れてから決定までの時間が短い)
- 取引ツールが使いやすい
- チャートやレートが使いやすい
- スワップポイントが高い!
- MT4が使える
- 取引サポートツールが無料で使える!
スプレッドの狭さはFX業者を選ぶ重要な要素の1つですが、全てではないことを覚えておきましょう!
取引量が少ないスイングトレードや自動売買でFXをしている人、スワップポイントがメインの方はスプレッドを気にする必要はありませんよね。
スプレッド以外の重要項目でFX会社を選択するのが良いでしょう。
スプレッドが狭い業者のメリットは?
スプレッドの狭い業者メリットは1回あたりの手数料が安いので、取引回数が多い人に向いています。
特にスキャルピングをする人はスプレッド命です。1日に何度も取引をする。1回で大量注文する場合、スプレッドが広いととんでもないマイナスからスタートします。
5pipsや10pipsを狙って取引している人はスプレッドの狭い業者を利用しましょう。
スプレッドの狭さと約定力の問題
私がFXを始めた頃は本当に約定しないFX業者がありました。1分経っても注文が通らず、発狂するほどでした。
今の国内業者は約定力の高い会社が多いので、若干のブレはあるものの許容範囲内で注文は通ります。(約定は遅くても1秒くらいのレベル)
特にスプレッドの狭さと約定力は気にしなくて大丈夫です。
スプレッドの原則固定とスプレッドが開く話
スプレッドに力を入れている業者は原則固定にこだわりを持っています。原則固定とは、いつどこで誰が注文してもスプレッドは開きませんということです。
※一部日本時間の深夜時間は原則固定を適用していない業者もある。
ただし、スプレッドの原則固定は通常時の話に限定されています。サプライズが起きて相場が急変動するとスプレッドが開いたままになることがあります。
アメリカの雇用統計のときも頻繁に起こります。
また、米アメリカ総選挙でトランプ氏が当選したとき、イギリスがユーロ離脱が決定したときはドル円でも1円くらいスプレッドが開きました。
FX業者が提供する為替レートは何社かの銀行から提供を受けているレートの掛け合わせです。そもそも銀行のレートがスプレッド(開いている)しているので業者の力では固定にすることは不可能な話なのです。
実際にFX取引をしてみると実感できることです!海外業者は変動レートを提供している中、日本は原則固定スプレッドを提供してくれる優秀な業者が多いんです!